Thursday, August 25, 2011

TDA-0001 PC-8/MACROCOSM

PC-8
MACROCOSM
TDA-0001 2011.10.19 RELEASE 2000yen (TAX IN)

1. Andy [4:39]
2. Neighbors [3:54]
3. Planet [3:26]
4. Philokalia [4:48]
5. Hardcore [3:48]
6. 88 [3:31]
7. Love [6:49]
8. Planet (KING OF OPUS Remix) [8:04]
9. Neighbors (IFN Remix) [6:54]

伝説のテクノハウスユニットPC-820年の時を経て初のオリジナルアルバムリリース!
現在から遡る事20年、まだバブルの余波が残る1991年に日本初のハウスムーブメントが誕生した。そのムーブメントの中でも屈指の実力派トラックメイカーユニットとして知られていたのが当時、若干20歳だったハゼモトキヨシ、トミザワナカによるPC-8だった。OPENしたばかりの西麻布YELLOW、芝浦GOLD、川崎クラブチッタでのハウスパーティーなど殆どの大箱でのライブパフォーマンスを行い、当時人気絶頂だった808STATEのフロントアクトを務め、TVK(テレビ神奈川)の先鋭的な音楽番組への出演などで人気を博していた。だが、インディーテクノレーベルが確立されていなかった時代の為、リリースは主にメジャーのコンピレーションアルバム、TOKYO HOUSE UNDERGROUND VOL.1 (SONY)DANCE 2 NOISE 001 (VICTOR)SIM HOUSE 2001 DAISY GROOVE (SSE)に参加しただけで、ユニットの活動期間も短かった為、単独作はリリースされなかった。
それから20年、遂に伝説として語られていた日本初のテクノハウスユニットPC-8のアルバムがリリースされる。全曲1991年ではまだ珍しかったDATマスターを発掘、それを2011年最新マスタリングし、更にはメンバー自身によるリミックストラックをも収録。
その先鋭性により、これまでメディア、インターネットにはほとんど情報として残っていなかったミッシングリンクが今、解き明かされる。これは現在のクラブシーンを揺るがす重大な事件である。

■PC-8
1991年ハゼモトキヨシ、トミザワナカにより結成。まだ誕生したばかりの都内のクラブ(西麻布YELLOW、芝浦GOLD、川崎クラブチッタなど)で数多くのライブパフォーマンスを行う。
リリースとしては主にメジャーのコンピレーションアルバム、TOKYO HOUSE UNDERGROUND VOL.1 (SONY)DANCE 2 NOISE 001 (VICTOR)SIM HOUSE 2001 DAISY GROOVE (SSE)に参加。
TVK(テレビ神奈川)の音楽番組ファンキートマト(メジャーデビューしたばかりの電気グルーヴが司会をしていた)、トマトファーム(新人バンドコーナーで何故かメジャーデビュー前のシャ乱Qと共に紹介され、スタジオライブを行った)にも出演。
人気を博すも、19922月に川崎クラブチッタで行われた808STATE来日公演のフロントアクトをタカハシテクトロニクスと共に務めた後、解散。ハゼモトはタカハシテクトロニクスのタカハシコウジとMUTRONを結成するも短期間で解散。その後INTERFERON名義でソロとして活動。19934年にかけて海外ライセンスもされた福岡のテクノレーベルSYZYGY RECORDSのコンピレーションアルバムBELIEVE IN THE FREQUENCY POWERExT Recordingsの前身に当たるTRANSONIC RECORDSのコンピレーションアルバムへの参加、1994年に唯一のアルバムとなったSEANCE-ROOM MUSICを発表。その直後より、ゲームのサウンドメーカーでの活動が主になり表立った活動は無かったが、2011年、永田一直の呼びかけによりiTunes StoreでアルバムSEANCE-ROOM MUSICを再リリース。その際、17年振りの新曲をボーナストラックとして提供したのを皮切りに、ライブ、DJ活動を再開した。
トミザワは解散後、ハードコアテクノトラックメイカーUNIVERSE LEZのタナカトモノリとKING OF OPUSを結成。19934年にかけて前述のコンピレーションアルバムBELIEVE IN THE FREQUENCY POWERTRANSONIC RECORDSのコンピレーションアルバムへの参加、1995年にファーストアルバムCIRCUMSTANCES VICTIMIZATIONを発表。ダブを基調に世界で最も早かったとされる、モンド/ラウンジ要素を取り入れたブレイクビーツトラックは、現在にいたるまでテクノシーンに限らずあらゆるクラブシーンでの評価が高く、2006年に再リリース、2011年にはiTunes Storeで配信が行われた。トミザワはMUMBLE MAN名義でジャマイカプレスの7インチシングルのリリースなどレゲエ方面での活動も行っている。2007年にはセカンドアルバムLASTavexよりリリース。現在も精力的に活動している。
また、横浜のPAN PACIFIC PLAYAや関西ダブシーンなどの多くの00年代アーティスト達がKING OF OPUSのファンであると公言している。